まだ幻獣が地上で暮らしていた時代
神はその成りを潜め、悪魔が世を席巻し、空は荒れ、大地は荒廃していった・・
幻獣は1体1体がそれぞれの神の力を使役し神の如き神通力を使う
神が沈黙し、神の声による号令なくして幻獣同士が集まることはなかった。
このままでは世界は滅ぶと。
そもそもが奔放である幻獣たちがついには手を取り合うときがきたのだと。
命を削る覚悟でその幻獣は魔法陣を描いた。
そして・・
召喚は契約である
それは等しい対価が必要なのだ。
その幻獣は仲間たちと共に召喚の契りに寿命を差し出した。
言葉ではなく、契約でこちらの本気度を示したのだった。
なんと100体以上の幻獣が召喚に応じたのだ。
召喚主の幻獣はそこで息絶えるはずだった。当然その覚悟を持って大召喚に臨んだ。
100体以上の大召喚、仲間たちの命を全て差し出しても足りるものではなかった。
・・だが召喚主は死ななかった。
召喚に応じた幻獣たちは契約に必要な最低限の時間しか求めなかったのだ。
そもそも神域とも呼ばれるテリトリーを個々に持つ幻獣は他の幻獣と決して交わらない、それが暗黙のルールだった。
長く続いた悪魔の時代から、いま再び神の時代へと時は動き出す・・!!
幻獣の森
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